

2008.Dec |

貨車・コンテナ・タンク等化工機製品・産業車輌・橋梁等様々な製品を扱う輸機・インフラ本部の営業として、私は東京で働いています。担当分野が、鉄道業界の貨車、航空業界の航空コンテナ、ガス・運送業界のタンクローリと担当が多岐にわたっているので、いつも優先順位を考えて予定を立てるようにしています。1時間程度の通勤の道すがら、毎朝その日1日の動きを考えていますね。既製品を売る仕事ではないから、お客様の要望に基づいた提案が必要ですし、時にはトラブル対応やアフターフォローも必要になります。そのため、仕事は計画的に進めて、急な対応もできる状態にしておかなければなりません。私は入社以来、現在の部署で働いていますが、最初は正直なところ、つらかったです。何と1年で8kgもやせたんです(笑)。私の所属する部署には何事も中途半端にしない気風があり、良いことも悪いことも包み隠さず、徹底的に言う上司や先輩ばかりだったので、当時の自分にとっては厳しかったんですよね。入社2年目くらいまでは、つらくて辞めたいと思うこともありました。ただ「今の仕事にやりがいを感じられるようにならないと、どこへ行っても同じだ」という気持ちが自分の中にあったんです。だから、何とか踏みとどまって格闘し続けることができた。今思えば、あれは自分にとっての大きな転機だったと思います。想定内の厳しさ、優しさ、感動の中で学生時代を過ごした私にとって、初めての想定外の経験でしたから(笑)。強烈でした。

現在の部署に配属されてよかったと心から思うようになったのは、入社3年目くらいからです。自分なりに仕事をこなせるようになって、熱い気持ちで仕事に取り組んでいる上司や先輩、仲間たちと共に働けることが、幸せだと思ったんです。それこそ「社内で一番熱い部署」ですよ(笑)。
私には仕事の作法というか、哲学があって、それは第一に「本気で徹底的にやること」、第二は「自分がどうしたいかを明確にし、思いを持って取り組むこと」です。
私たちの仕事は作業じゃない。様々な立場、考えに基づいて仕事をしている人たちの間で、さまざまな事情を調整し、円滑な方向へ導いていく仕事です。だからこそ、自分の考えをはっきり持ち、本気で自分の思いを伝えないと人を動かすことはできません。この部署で働くようになって、私は大人になったと思います。帰省すると必ず楽しみにして飲みに行くお店があるのですが、そこのご主人に「おまえ変わったな」と言われたことがあります。たまにしか会わない方だからこそ、変化がわかるんでしょうね。仕事内容も入社3年目までは、鉄道分野の一部と、航空コンテナの二本柱でした。それが4年目にはタンクローリなど、一部の化工機製品を扱うことも加わって三本柱になり、6年目には担当顧客がさらに拡大しました。仕事内容は着実にふくらんでいます。そんなステップの中で自分自身が思いを持って、本気で仕事に取り組めるようになったから、現在の部署の魅力がわかるんです。

この仕事をしていると、お客様や工場の人など人とかかわることがとても多くあります。私にとってはそこで築きあげる人とのつながりが喜びですね。仕事にはさまざまな問題が起こりますから、それまでよく知らなかった人といっしょに事態を乗り越えていくことで、お互いの関係も次第に変わってきます。叱られることもあれば、喜ばれることもあり、少しずつ認められていって、お互いの間につながりができていく。そんなプロセスがうれしいです。それこそ、仕事の財産であり、そうした人脈のおかげで今の仕事が出来るのだと思います。これからは社内・社外を問わず、今は一担当として会っている方々とのつながりを深めて、何年後かに自分が役付きになっても、気軽にかかわっていける関係をつくっていきたいです。お互いの間に何かあれば「あの人に聞いてみよう」と即座に思える“ホットライン”の関係ですね。実際、先輩たちはみんな人づきあいの中での「伝説」を持っていて、取引先や関係業者など、どこへ行ってもそういう伝説を楽しそうに語る方々に出会います。彼らと先輩たちの間には“ホットライン”があるのだと感じます。社内では私の同期の仲間たちも、そろそろ活躍する年代になってきました。そういう仲間との人脈も大切にして、私はこれからも気合いと根性で仕事に取り組んでいきたいです(笑)。
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【加藤伸祐 Nobusuke Kato】
入社当初は仕事の大変さにとまどい、追いつめられることもあったが、今年は新入社員教育のエルダーブラザー制度で、エルダーを担当。後輩をフォローする年代になり、仕事の面白さや魅力を充分に堪能できるようになった。取扱商品は重厚だが、仕事の核になるのは形のない「思い」であり、「気合いと根性」が大切だと語る熱いビジネスマン。
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