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小池:入社後2ヶ月間の新入社員全体の研修、そして配属先である輸機・インフラ本部の研修を9月まで受けて、10月から配属部署である製造部の勉強として、原寸工場で設計図面を製作データにする仕事をしています。設計図は適当なサイズに縮小して作成されているので、実際に製作するときには、原寸のデータが必要になります。そこで、私は図面を読み、原寸工場の方々に質問しながら、製作に必要な情報を割り出して製作用の図面をつくっています。
千葉:設計は部分ごとに図面が作られているから、たくさんある各部分の設計図をまとめた上で、一つの橋をつくる視点から見て製作図面をつくることが、原寸の重要な役割だよね。実際に製作用の図面をつくろうとすると、狭い場所にあれこれ装着するものがあって、作業不可能だとわかることも珍しくないし。
小池:本当ですね(笑)。排水口のバンドとブラケットが干渉して、今、困っています。でも、原寸の仕事をやっていると、設計した人の意図がわかってきて、「なるほど」と思うことがよくあります。
千葉:土木は経験工学だから、慣れればいろんなことがわかるようになるよ。製作所の社員は土木以外の出身の人もいるけど、みんなひとつひとつ経験しながら知識を身につけてるんだよ。資格取得も知識を身につける上では良い手段で、土木施工管理技士1級とか、溶接のWES1級とか、仕事に役に立つ資格に順次チャレンジしていけば、気づいたときには一人前になってる(笑)。


小池:橋梁の担当になったものの、今までの自分にとって橋は日常にあって当たり前のもので、どうやってつくるかなんて考えたこともなかったので、完成した橋のパーツを社内で仮組みしている様子を見たときは驚きました!
千葉:社内で一旦、橋の部材を仮組立して形状を確認するとともに、お客様にも確認していただいたりするんだ。橋を仮組立するなんて橋梁製作の凄さを感じるよね。でも、最近は橋の形状によっては仮組みせず、シミュレーションで済ませるケースも増えてきているよ。
小池:いやー、CAD上の橋が現実にできあがると、こんなにスゴイのかと思いました。普段みんなが当たり前に使っているもの、そしてこれから長い間ずっと使っていくものを自分が作っていくんだと考えると、すごい責任を感じますね。

千葉:橋の仮組みでそれだけの感動を味わったのなら、架設現場に行くともっと面白いよ。機会があれば、ぜひ現場へ。私の研修中は、当社が明石海峡大橋の架設工事中だったから、明石海峡大橋の主塔に上らせてもらったりしたよ。
小池:えーっ、それはスゴイ(笑)。実際に橋を架けるところを見てみたいし、全国の人たちが知っている橋の仕事に携わることが目標です。これからはいよいよ製造の現場で実務に取り組むので、まずは工場のみなさんに積極的に話しかけ、お互いに何でも言いやすく、お願いしやすい関係を築いていきたいと思います。
千葉:製造二課は、材料の切断・加工から製造、仮組み、発送まで携わる部署だから、橋を一つのテーマとして「モノのつくり方」を学んで欲しいな。私は今の部署に来るまで品質保証の部署にいたり、ISOの事務局をやっていたりしたから、社内のいろんな部署とのかかわりがあって、モノづくりの過程がよくわかったし、社内人脈もできた。どう行動するかで、自分の世界の広さは変わっていくから、小池くんもぜひ積極的にいろんなことにチャレンジしてみて。
小池:そうですね。日本車両はどの事業部も部品ではなく、お客様が使用する最終完成品をつくっているから、早く一人前になって多くの人々に愛される橋をつくりたいです。
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