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齋藤:大学3年の時に日本車両の2週間のインターンシップに参加しました。その時初めて新幹線の車体を間近で見て圧倒されたんです。
中尾:その経験が入社動機になったわけだね。最初の研修はどうだった?
齋藤:始まった頃は学生気分が抜けなくて自分でも苦労しました。落ち着きがないと指摘されたこともありますし。しかし2ヵ月間、集中して研修を受けたことで、だいぶ社会人としての自覚がついてきたように思います。
中尾:そうだったのか。でも、今の齋藤君を見ていて特に僕から注意するようなことはないよ。元気があって礼儀正しいし。
齋藤:ありがとうございます。
中尾:エルダーブラザーとして指導ももちろんするけれども、見守りながらというスタンスでいたいと思う。
齋藤:中尾さんが出張で不在の時、僕が仕事をしていたら「対応してくれてありがとう」というメールをいただいたことがありましたよね。あれは正直、涙が出そうになりましたよ。本当に見守られているという思いがしました。
中尾:僕にエルダーブラザーとしてついてくれた先輩は、今も最も身近な一人。現在でも時折アドバイスをもらうことがあるよ。新人時代に限らず、これからも齋藤君にとってのよきアドバイザーでありたいと思う。

齋藤:日本車両では海外の鉄道車両の製造にも力を入れていますよね。現在はアメリカ向けの鉄道車両の製造が進められており、私は製造現場から寄せられる設計上の質問に回答する仕事を担当しています。
中尾:もう慣れた?
齋藤:いやあ、わからないことだらけですよ(笑)。必要な図面だけでも山のようにあるし、どこを見たらいいか迷うばかりで…。
中尾:なにしろ車体だけで図面が1200枚以上もあるからね。
齋藤:すぐ他人に聞くのではなく、まずは自分で調べて考えるように心がけています。
中尾:齋藤君は明るいキャラクターだから、工場の先輩たちともうまくコミュニケーションできているようだね。
齋藤:はい。6月、7月の現場実習で工場の皆さんには顔を覚えてもらいました。そのため現場で図面と実物を見比べるときも、いろいろ教えてもらっています。それにしても入社していきなり海外の車両に携われるなんて、本当に嬉しいですよ。自分の携わった車両がアメリカ大陸を走る姿を想像すると、ワクワクしてきます。
中尾:僕は新たに受注した車両の設計を担当している。先日は床構造の耐火試験の打合せで香港への出張も経験したよ。これからはもっと英語を勉強しなければいけないね。我々の活躍する舞台は、さらにグローバルに広がっていくのだから。
齋藤:その通りですね。私も早く海外出張を経験したいと思います。米国や中国に行ってみたいですね。


中尾:先ほども少し触れたけれど、齋藤君のいいところは製造現場にも常に足を運んでいる点だよ。ぜひその姿勢は忘れずに持ち続けて欲しい。
齋藤:とにかく一日でも早く中尾さんに追いつき、そして追い越したいと思っています。そのためにも何事も自分の頭で考え、行動したいと思います。
中尾:いいねえ。追い越されないよう、僕も頑張らなければ。
齋藤:そしていつの日にか、自分の力で車両の装置を一つ、つくれるようになりたいと思います。“これはオレがつくったんだ”と世界に向けて胸を張りたいというのが、私の将来の夢です。
中尾:車体だけで1200枚以上もの図面があることでもわかるように、鉄道車両の設計には本当に幅広い知識が求められる。大変だと思うけれど、勉強を続けていけば必ず夢はかなうよ。
齋藤:ありがとうございます。中尾さんを目標に頑張ります。
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