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輸送時も分解不要、狭小現場の場所打ち杭工事に大口径の軽量モデル

全回転チュービング装置RT-320H

「全回転チュービング装置RTシリーズ」は、掘削口径:φ800〜3000mmの 大径・大深度の掘削施工に対応した「RT-150A〜RT-300」をシリーズ化しております。昭和62年(1987年) の初号機出荷から、これまでの20数年間に渡って、多数を 送り出し、あらゆる方面で幅広く高い評価を得ています。 このたび、最大級の掘削口径:φ3200mmを擁する「RT-320H」を開発、シリーズ追加しました。  

オールケーシング掘削機とは、場所打ち杭工法用の3大基礎工事機械の一つで、施工中における騒音・振動などの環境負荷が少なく、尚且つ掘削時に泥水を使用しないため、発生土の処理も容易に行える特徴があります。

平成10年代に入ると、低騒音・低振動に加え、掘削時の排出土砂を大幅に低減し、短工期で高支持力が得られる「鋼管回転圧入工法」が開発されました。 鋼管杭の先端には、回転により推力が得られる羽根が設けられており、同時に高い支持力を発揮します。 この大径鋼管杭(鋼管径:φ500〜1600mm)の回転埋設施工にも対応可能なように、高トルク機能を装備したハイパワーモデルを開発し、「RT-H」タイプとして、シリーズにラインアップしております。

本「RT-320H」は、従来のRT機と同様に、 1.ロアフレーム、2.ケーシングドライブ、 3.チャックフレームの基本三部構成とし、単一フレームを分割せずに国内輸送が可能なサイズとしました。

国内輸送においては、重量物の過積載による道路構造物(橋梁等)の疲労損傷、交通事故の発生等が問題となっており、本機は分解輸送性を高めるため、随所に工夫を凝らしております。 各フレームは高トルクに耐えうる強度を保ちつつ、各部材の薄肉化を実現し、前モデル のRT-300Hと同質量(83ton)としました。また、回転駆動系を最適化し、RTシリーズ内での部品互換性を持たせました。  本機は香港の施工条件の厳しい現場で、持てる能力を十分に発揮しており、ユーザからも高い評価を頂いています。 今後も、時代が求める機能・性能をもつ環境に配慮した製品を提供していきます。

[全回転チュービング装置(RTシリーズ)]

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