排ガス騒音規制に対する取り組み

オフロード法適合機開発

杭打機:DH658-135M-5地球温暖化や大気汚染等の環境問題に対する意識が世界的に高まる中、2006年4月から建設機械などの公道を走行しない特殊自動車に対して「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」(以下「オフロード法」)が施行されました。

上述の特殊自動車とは、建設現場、又は路上で作業を行うことを主目的として製作された「作業用自動車」を指し、オフロード法により19kW以上、560kW未満のエンジン出力の機械が規制される為、エンジンにより走行する建設機械のほとんどが規制の対象になります。

 特殊自動車の台数は、自動車全体の約2%(約130万台)しか占めておりませんが、特定特殊自動車から排出される排出ガス量の自動車全体に占める割合は、粒子状物質が約12%、窒素酸化物については、約25%を占めています。このため、大気環境保全を実施する上で法規制の必要性が高まり、オフロード法の制定となりました。

 これまでの建設機械における排出ガス対策に関する取り組みは、1991年から排出ガス基準値を満たした建設機械を「排出ガス対策型建設機械」として指定する制度を実施、更に1996年からは第二次基準値の設定による指定制度が実施され、機電本部もこれらの規制に対応した製品を積極的に提供してきました。

 従来の指定制度は国土交通省の自主規制であった為、国土交通省の直轄工事にのみ限定され、罰則規定もありませんでしたが、それに比して今回施行されたオフロード法は、環境省・国土交通省・経済産業省の共同管轄による新しい法律であるため、国内全ての建設機械稼動現場で使用が制限されます。また、同法が遵守されない場合には罰則規定が定められています。

オフロード法の規制開始はエンジン出力毎で時期が異なり、2006年10月から順次規制開始されています。なお、使用規制が開始される以前に製作された機械については、オフロード法規制対象外となり、従来どおり使用することができます。

  オフロード法適合ワッペン 

 機電本部製品では2008年9月から主力製品である杭打機「DH658」が規制される為、排ガス適合エンジンを搭載したマイナーチェンジ機を開発致しました。鳴海製作所内での排出ガス黒煙試験では黒煙濃度0%を記録し、当局への届出も無事受理され、2008年8月にはオフロード法適合型初号機として客先に納入することができました。 その他の機電本部製品に関してもオフロード法に適合すべく、順次開発を進めています。地球環境に優しく、より社会に貢献することができるよう、これからも時代に即した製品を提供して参ります。

日本車両製造株式会社