連続壁基礎 Diaphragm wall
堤防、山留壁、止水壁、土塁壁、地下ダム止水壁、地下構造物、地下鉄など
地中、山中、海中などの止水、土留めの役割で、仮基礎、本基礎など様々に活用されます。杭基礎をラップさせながら連続させて壁構造の基礎ができます。
SMW(ソイルセメント)工法は、日本において大変普及している、連続止水壁や連続土留壁の構築工法です。
SMWは、握りこぶし以上の玉石が連続的に存在する場合は不向きですが、シルト・粘土・砂系の地質においては、「攪拌翼の外径軌跡までの厚味を持った連続壁」を確実に構築できる利点があります。
SMW工法は、杭打機に装着したア−スオーガ(120〜240PS)に、一般的には3軸が使われますが、2軸から5軸の攪拌ロッドを連結し、主として自重により回転・圧入させながら、攪拌ロッドの先端からセメントスラリー+エアーを注入・噴射し、原位置の土砂とセメントスラリーを攪拌・混合します。 所定のラップ代を持った柱列連続壁が構築されます。
日本車両では、これらSMW工法用のSMW機ベースマシンとして主に、DH558以上の大型杭打機、オーガとしてはNAWシリ−ズで対応しています。
※ 土(Soil)とセメントスラリーを原位置で混合攪拌(Mixing)し地中に造成する壁体(Wall)