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クラフトケーサーの開発

クラフト紙により直接製品をラッピングする「クラフトケーサー」

  日本車両では主に家庭紙製品(トイレットロール)を生産する機器を取り扱っており、これまで、出来上がった製品を段ボールケー スに詰め込む段ボールケーサーを販売してきました。

 今回、この段ボールに代わり、クラフト紙により直接製品をラッピングする「クラフトケーサー」を開発しました。 構造はφ900mm×W1200mmのクラフト原紙2本を2枚重ねながら、それぞれ垂直方向に繰り出し、製品を横から押し込み、包み込む機構としました。(特許申請中) このクラフト原紙2本で約6000ケースをラッピングする能力があり、段ボールケースで6000ケースをストックすると約30m2の資材保管スペースが必要となりますが、クラフト原紙にするとわずか約2m2となり、工場スペースの有効活用が出来るようになります。

 

 環境面では、段ボールからクラフト紙に移行することで、紙資材の使用量が約半分となります。また、包装状態の仕上がりがタイトにできるため、段ボールケースより2〜3cm小さくなり、トラックに積み込める量が増え、輸送エネルギー低減にもつながります。  段ボールケーサーの封緘方法はホットメルト(接着剤)を使用するため、専用の塗布装置を必要としますが、クラフトケーサーではテープ貼りで封緘するため塗布装置が不要となり、使用電力の削減につながります。また、ホットメルトが付着していないので、使用後のクラフト紙の再生処理工程の負荷軽減にもつながります。 

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