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NETIS登録 合成床版狹部の充填不良解消材 ゴムラテックス型充填材日本車両が提案するコンクリート技術 Vol.4
ゴムラテックス型充填剤   〜合成床版狹部の充填不良解消材〜 
令和3年度 活用促進技術

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合成床版狭隘部の充填不良解消材

鋼・コンクリート合成床版は、耐久性、安全性や施工性に優れていることから、各機関で広く採用されています。その一方、床版下面が鋼板に覆われているために、ハンチ部や鋼材重ね部などの狭隘部や段差を有する形式もあります。このような箇所は、入念な施工によっても充填不良となる場合があり、事前にこのような懸念を払拭することが困難でした。

専用の間詰め材の充填で狭隘部解消

合成床版の狭隘部にコンクリートとの相性に優れた速硬性ポリマーセメントモルタル(ゴムラテックスモルタル)を間詰め充填し、狭隘部や段差を解消した状態でコンクリートの打込みを行なうことで、施工時の充填不良を防止することが可能になります。

試験体による充填確認

合成床版のハンチ部(先端角度18°)を切り出した実物大の試験体を作製し、充填材を施工、充填状況を試験体の切断面で確認しました。

間詰め材の材料性状と手絞り方式の施工方法で容易に合成床版の狭隘部へ充填可能です。
間詰めを行うことにより、鋼板との密着性も向上し、コンクリート面のような付着切れが置きにくく、またコンクリートと間詰め材との境界部も一体性を保持していました。

ゴムラテックスモルタルとは、

スチレンブタジエンゴム(SBR)を主成分とした混和液と特殊セメントを含むパウダーからなるモルタルです。コンクリートと鋼板との高い付着性を有し、優れた止水性能を持つモルタルです。

 

ゴムラテックス型充填材の物性値

  試験項目 試験方法 測定値
フレッシュ性状 ブリーディング率(%) JIS A 1123 0
効果性状 始発(分) JIS A 1108 114
圧縮強度(N/mm² ) JIS A 1108 (σ28) 42.9
収縮性状 膨張圧縮率(%) NEXCO試験法312-1999 +0.40
乾燥収縮率(x10⁻⁶ ) JIS A 1129 -265
 

間詰め材の配合

W/C (%) P/C (%) S/C kg/㎥ kg/㎥
27.0 18.0 1.2 1778 363
パウダー:速硬セメント、細骨材、混和剤などをプレミックスした材料
混和液:スチレンブタジエンゴムを主成分とするポリマーディスパージョン

 

 

 

リーフレットダウンロード

202210technologyleaflet_v4.pdf

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