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京成電鉄殿向け3000形7次車(通称3050形)


● 京成3050

平成22年 成田空港線(成田スカイアクセス)を中心に、特別料金不要の特急等に使用される車両です。空港アクセス車両ということを意識して、外観および内装の色彩、柄には飛行機をモチーフとしたデザインでまとめられています。

●京成電鉄3700形

●京成電鉄3000形

 

 

納入トピックス

 2010.03

 この度、京成電鉄株式会社殿向け3000形7次車(通称3050形)が完成しましたので紹介します。3050形は、今年7月17日に開業予定の成田空港線(愛称は成田スカイアクセス)を中心に、特別料金不要の特急等に使用される予定の車両です。3050形は、都営浅草線、京浜急行線にも乗り入れ可能(1号線直通車両規格に対応)であり、羽田空港方面の路線でも運用可能です。当社は6編成(48両)全てを受注し、今回第1編成(3051編成)を納入しました。


 3050形はこれまで当社でも製作してきた3000形の7次車という位置づけであり、仕様・基本性能は従来の3000形とほぼ同一となっています。以下では、主な変更点を中心に紹介します。

 3050形は新しい空港アクセス車両であることや、新線を中心に運用されることから、外観、内装の色彩を一新し、従来の3000形との違いをアピールしています。車両全体のコンセプトとしては、空港アクセス車両ということを意識し、空をイメージしたブルー系の色を中心として使っています。

先頭部の外観は飛行機ロゴとブルーのグラデーションが特徴のカラー帯とし、側面の外観は吹寄部も含んだ幅広のフィルムで、飛行機をあしらったデザインとしており、従来の「京成レッド・京成ブルー」を取り入れつつも、既存の車両とは全く違ったイメージとしました。 また、客室内では床敷物、妻面化粧板、側窓カーテン、腰掛生地をブルーの色彩に統一するとともに、腰掛生地についてはアクセントとして飛行機のイラストを配した柄としています。

  その他の主な変更項目は次の通りです。

・ 側出入口上部のカモイにLCD情報端末装置を設置し、多彩で見やすい情報を提供することが可能になりました。

・ 乗客サービスの向上を目的として、自動放送装置を搭載しました。

 ・ 運転室背面仕切に、運転状況記録装置を設置しました。