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2004.06 横浜市交通局殿向け3000R形地下鉄電車

横浜市交通局殿向け3000R形地下鉄電車 

 この度、横浜市交通局殿から横浜市高速鉄道1・3号線車両3000R形地下鉄電車84両を受注し、その第1陣として6両編成2本12両を納入しました。
昭和48年に当社から1号線用電車1000形を製作納入して以来の横浜市交通局殿からの大量受注になります。

 横浜市交通局殿では、公共交通機関の使いやすさ・快適さの促進の一環として、「環境にやさしい・人にやさしい」をテーマにした鉄道づくりを推進されています。今回は同市の高速鉄道として初めて既存の旧型車両の置き換えを目的とした新型車両の導入により、全車両を省エネルギー車両として環境に対する負荷の低減、バリアフリーに対応したきめ細かな車両設備を採用することによる利用者の利便性の向上が期待されています。

 昭和47年12月に1号線上大岡〜伊勢佐木長者町間に地下高速鉄道を開業し、その後何回かの延伸開通を重ね現在の1・3号線湘南台〜あざみ野間32駅、40.4kmを運用しています。
車両は、開業当初に登場した1000形以降順次増備され、現在では6両編成38編成が運用されています。このうち1000形車両は、冷房化改造や車内設備の更新などの改良が重ねられていますが、抵抗制御方式を採用しているセミステンレス構体の車両であり車体、電機品の老朽化、陳腐化が進んできたため、全14編成を新造車両に置き換えることになりました。

 今回新造する車両は3000形2次車をベースとし、各種改良を加えた3次車(3000R形)として、床面高さを10mm下げて極めて低い1040oとし、ホームとの段差を小さくするとともに、各車に車椅子スペースを設けたり、握り棒や非常通報装置を増設するなどバリアフリーや安全対策に対応し、環境への配慮や最近の通勤電車に採用され始めている新技術を随所に取り入れた車両システム・車両構造へと改良しています。

 3000R形が投入されることにより、順次廃車される車両から再利用できる物は廃棄せずに、整備して新造車両に再使用することでコストセーブ、環境への配慮に取り組んでいます。

 先頭部のデザインは、3000N形の直線的なフォルムを踏襲しながらも、屋根とのつながり部分や前面窓の下部などに曲線を採用することにより、凛とした形状に優しさを感じさせる顔立ちを造形しています。緩やかな曲線で構成した前尾灯窓や、無色のステンレス製であった横浜市交通局殿のキャラクタ「はまりん」に色を施し、より親しみやすさをかもし出しています。

 側面は軽量ステンレス日車式ブロック構体を採用し、ヒモ出しを廃した外板構成とし、前面も含めステンレスの地肌を強調した中に濃淡の青い帯(マリンブルー)を配することにより港湾都市ヨコハマの清楚さをアピールしています。

yokohama03.jpg (19099 バイト) 室内は従来同様暖色系の色彩でまとめ、腰掛モケットはオレンジ色をベースに躍動感あふれる模様を織り込むことにより、快活な空間を演出しています。また、すべての腰掛のモケット色を統一することで、「すべての座席が優先席」であることを印象付けることも狙っています。

 第3軌条集電のVVVFインバータ制御、純電気ブレーキ制御とし、モニタ装置には横浜市殿独自のYTM:車両制御管理システムを採用し、乗務員支援、検修支援やサービス機器制御だけでなく力行・ブレーキ制御も行っています。

 2004年3月から順次営業運転に投入され、2005年夏頃には14編成84両が揃う予定になっています。30年間走り続けた日車製の1000形に代わり奇しくも新たな日車製の3000R形にバトンタッチし、1000形同様横浜市民の皆様に愛され親しまれることを確信しています。

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