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2006.08 JR九州殿向け キハ220形200番台気動車完成

JR九州殿向け キハ220形200番台気動車

 この度、九州旅客鉄道殿にキハ220形200番台を納入しましたのでご紹介いたします。
当社ではこれまでに2両ユニットのキハ200形を納入していましたが、今回のキハ220形はそれをベースにした増結・単行運転用として両運転台構造のワンマン仕様となっており、多目的トイレも設けられています。投入線区は、久大本線、豊肥本線で、老朽化したキハ28、58の置き換えを目的に9両が製作されました。投入線区はローカル線とはいえ「湯布院」「阿蘇」という観光地を走行しますのでイベント性を具備した車両となっています。
外観の特徴として、まず目をひくのが前面の大きな行先表示器です。これはバスに使用されている大型LED行先表示器をJR九州殿で初めて採用し、乗客が見やすいよう配慮しています。側面行先表示器も同様に拡大されそのため表示器部の窓は単窓となっています。外部色については真っ赤なボディにシルバーの側入口引戸は既存車を踏襲しています。

 室内の色彩はクリーム系の内張り、床はベージュ系に白のドット柄、腰掛はブラウン系の市松模様と、全体にアースカラーでまとめられており、落ち着いた雰囲気を演出しています。また、腰掛背面パネルや窓の内帯、仕切りテーブル、広告枠などに難燃木を採用し、乗客に木のぬくもりや優しさを感じてもらえるような配慮がなされています。

 この車両は前述のとおりワンマン仕様のため半室運転台構造となっており、出入口まわりには整理券発行機、運転席まわりに運賃表示器、運賃箱などの機器を追加しています。この中で、運賃箱は車両を連結した際に貫通路を狭めることのないように車掌背面の機器箱にスライドさせて収納できるようにしています。また、片側3ヶ所ずつの出入口上部には乗降扉開閉チャイム、運転室背面と中央出入口上部にLCDディスプレイによる案内情報表示器が設置され、運転室背面部のディスプレイで運賃や次駅案内等を表示します。

 この車両の機能的特徴は、コモンレール式電子制御燃料噴射装置を使用した排ガスがクリーンな大出力エンジン(450PS)を搭載していることであり、環境に配慮したものとなっています。また、阿蘇や湯布院周辺の勾配が連続する箇所を問題なく登れるよう、エンジン・変速機用の冷却装置を強化しています。さらに、台車は空気ばねボルスタレス式のDT600KC(二軸駆動台車)、TR600KA(従台車)で車軸の軸受けが密封円錐ころ方式、軸ばねはおなじみの円錐ゴムになっています。今回の番台車から減速機支え装置の緩衝ゴムがショックトルクに強い方式に改良されています。

[鉄道車両本部]
[
キハ220形諸元]

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