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2008.04 小田急電鉄鞄a向け 60000形特急電車完成


小田急電鉄鞄a向け 60000形特急電車完成

 ロマンスカーと言えば、小田急殿の特急列車の代名詞。そのロマンスカーとして新たにラインアップとして加わるべく、60000形特急電車が豊川製作所にて完成、納入いたしました。
 この60000形は、10両編成ながら、6両と4両に分割併合運転も可能で、小田急線内はもちろん、東京メトロ千代田線内にも乗り入れ可能な仕様としており、愛称もその多彩な運行が可能であることを意味したMulti Super Express(通称MSE)となっています。  
 デザインは、2004年に納入した50000形特急電車と同様、岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表岡部憲明氏が担当されています。    
 車体は、アルミ形材で構成され、側構体ではFSW(摩擦撹拌接合)による施工が行われました。このFSWは、他の車両メーカで実績のあるものとは異なり、当社独自の施工方式によるもので、60000形が初めての量産車への適用となります。
 外観は、丸みのある側面と、連続窓を配置し、フェルメール・ブルー(17世紀のオランダ画家フェルメールが作品の中で用いた青色)の塗装にロマンスカー伝統の色であるバーミリオン・オレンジの帯をまとっています。屋根上には空調機とカバーを搭載し、編成としての連続感を持たせています。    
 先頭形状は車両のイメージを代表する流線型と、分割併合を可能とする切妻型の2種類が存在します。流線型の方は、複雑な3次曲面で構成しているにもかかわらず、運転士前面に大型の曲面ガラス、非常脱出用の貫通扉を設置しています。切妻型の方は、自動ホロを搭載し、分割併合をスムーズに行うことを可能としています。屋根上には空調機とカバーを搭載し、編成としての連続感を持たせています。

 客室内は、円弧状をしたアイボリー系の天井に反射する間接照明、また荷物棚下にLED灯を採用し、やわらかな空間を醸し出しています。座席には、収納式のテーブルが設置されていますが、座席転換をスムーズに行なえるよう、収納することなく座席回転が可能な形状としており、また、傘たてを座席背面に設置する等新たな試みが盛り込まれています。

 トイレは、身障者対応トイレ、男女共用トイレ、男子トイレ、女子トイレが、2、5、8号車に配置され、売店設備び自動販売機が、3、9号車に設けられる等、設備面も特急列車にふさわしく、充実したものとなっています。
台車は安定性が高いと好評であった50000形に続き当社製が採用されています。
 60000形は、各種試験を経て、2008年3月より営業運転が開始されました。箱根への観光特急として、通勤時間帯にはビジネス特急として、更に地下鉄を走る日本初の座席指定特急として、文字通りマルチな活躍が期待されます。

参考:ブルーリボン賞受賞 小田急電鉄殿60000形 

[鉄道車両本部]
[小田急60000形特急電車諸元]

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