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2008.05 JR北海道殿向けロングレール輸送車完成


JR北海道殿向けロングレール輸送車

 

 このたび北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)殿に北海道新幹線用ロングレール輸送車を納入しました。
 北海道新幹線は新青森〜新函館の約150kmが建設中で、青函トンネル54kmを含む約82kmの区間は共用区間、残り約68kmの区間は新幹線専用です。


エプロン車

中央締結車

 本ロングレール輸送車は両先頭のエプロン車2両+中間車9両+中央締結車1両の合計12両編成で、貨車、積付装置、積込装置で構成されます。
貨車はコキ50000を流用して、台枠上面全面に床板の取付け、手ブレーキハンドル及びステップの移設等の改造をしています。
 積付装置は過去に当社が製作したものをベースにJR北海道殿向けにアレンジしています。以下主要装置について簡単に説明します。

 中央締結車のレール締結装置は皿ばねと釣合梁により締結し油圧で解放する構造のため、レールの締結及び解放作業が迅速かつ確実にできます。また、釣合梁方式のためレール同士の段差にも対応可能な構造になっています。レール締結力は2組で24トンです。

 尚、レール締結装置は特許登録されています。

 エプロン車のレール取卸し装置は電動ウインチ、高さ調整台、横送り装置、エプロン装置等で構成され、すべての装置はスイッチで容易に操作でき、車上作業の省力化を図っています。電動ウインチにより、レール積載位置からエプロン装置までのレール引出し作業が円滑かつ安全に行えます。電動ウインチの引張力は3.5トンです。エプロン装置は片側2本卸しと両側各1本卸しができる構造になっています。

 尚、レール取卸し装置は特許登録されています。

 中間車には積載レールを支えかつその上でレールが滑り動く滑り台が1両あたり4個取付けてあり、中央締結車の両隣の中間車の滑り台はレール引出し時の摩擦抵抗力を軽減するために昇降式割ローラが取付いています。
 電動ウインチ、油圧ユニット及び照明設備の電源としてエプロン車に超低騒音型発電機(出力45kVA)を搭載していて、どちらか一方の発電機を使用して他方は予備となりますが、同時起動防止装置が装備されています。
 エプロン車(車上作業者、地上作業者)と中央締結車(車上作業者)には相互間の連絡装置が装備されています。
寒冷地を考慮して発電機にバッテリ用充電器を装備し、操作盤、制御盤内にはヒータを装備しています。

 レール取卸しの概略手順は次の通りです。

@レール締結装置を解放します。
A電動ウインチと先頭レールをワイヤロープで接続します。
B電動ウインチで先頭レール先端をエプロン装置まで引出します。
C地上アンカと先頭レールをワイヤロープで接続します。
D輸送車を微速で前進させレールを地上に順次取卸します。
 レール間はワイヤロープで接続されているので連続的に取卸しができます。

 JR北海道殿に納入後、順調に稼動して北海道新幹線建設の一助となることを願っています。

[鉄道車両本部]

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