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鉄道車両トピックス

2012.10

ベネズエラ国鉄向け 増備車両受注

日本車輌製造株式会社(以下、「日本車両」)、丸紅株式会社(以下「丸紅」)および、株式会社東芝(以下、「東芝」)の三社は、ベネズエラ国鉄(Instituto Ferrocarriles del Estado)より近郊型電車13編成(52両)の供給案件を共同で受注致しました。車両部分は日本車両、電機制御部分は東芝が担当し、完成車両を納入するものです。納期は30ヶ月を予定しています。

三社は1992年の受注契約により、イタリア、ベネズエラ企業との国際コンソーシアムの一員として、ベネズエラ国鉄に対し、首都カラカス市と近郊衛星都市クアを結ぶ42km(2006年営業運転開始、複線交流電化)の路線に、電車13編成(52両)と予備品を納入しております。本案件は、好調に輸送需要を伸ばしている同路線への増備車両の納入であり、三社の優れた設計、高い技術力、既存車両の性能が客先に高く評価され、今回の受注に至ったものです。

本案件は、カラカス近郊における慢性的な交通渋滞解消を目的としており、ベネズエラ国鉄の乗客輸送能力を大きく改善することが期待されています。 ベネズエラ・ボリバル共和国では13,000kmの国家鉄道網整備計画が進められており、日本車両、丸紅および東芝はこれまでの実績を強みに、今後の新線計画においても受注獲得を目指すと共に、同国の更なる経済発展に貢献していきます。  

 

今回受注した近郊型電車のイメージ図

 

ベネズエラ国鉄向け カラカス近郊電車納入>

●ベネズエラ・カラカス電車