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日本車両の社会・環境活動

エンジニアリング・産業機械 ~環境にやさしい製品開発~

古紙のリサイクル率向上のため、古紙処理システムを提供しています。
破砕機
ニーディングパルパー
古紙パルプ洗浄機

JR東海殿浜松工場向け立体格納装置

日本車両は、鉄道車両の定期検査や修繕などのメンテナンスに 欠かせない各種の機械設備を、全国の鉄道事業者に納入して います。  新幹線車両の全般検査を行っているJR東海殿の浜松工場で は、大きな地震時にも安定的な操業を行えるようにするため、 耐震性を高めた建物への移転工事が行われています。検査修 繕ラインにおいても、ラインの改良や最新機器の導入により作 業効率の向上や作業環境の改善を目的とした大規模リニュー アル工事を実施中です。

 日本車両は、これまでの各地の鉄道事業者への納入実績を活かし、本リニューアル工事に積極的に参画しており、従来から納入してきた台車検修ライン、車体検修ライン等の設備に加え、立体格納装置など新幹線の検査修繕に関わる幅広い機械設備の納入に積極的に取り組んでいます。
 今回浜松工場へ納入した「立体格納装置」は、大小様々なサイズの車両部品に対応し、地震時の収納部品落下対策や感震制御などの耐震機能を装備しました。従来の平置きに比べ、部品収納のための保管スペースを1/3〜1/5に省スペース化することが実現できました。部品出庫用のハンディ端末より対象部品を選択することで、AGV(無人搬送車)と連携した自動出庫を実現しました。
 このように日本車両は、重要な社会環境インフラである鉄道の安全・安定輸送の確保のため、鉄道車両のメンテナンス分野においても社会貢献しています。

エンジニアリング本部

製紙工場向け防虫陽圧化および暑熱対策設備の開発

   製紙工場には、原料工程、抄紙工程、加工工程の三つの工程 があり、このなかで、原料を抄きあげて紙にする抄紙工程には 二つの課題がありました。一つ目の課題は、抄紙室内への虫の 侵入に対する防虫管理、二つ目は夏場40℃を超えることもあ る厳しい作業環境の改善です。

  日本車両が取り扱っている防虫陽圧化設備は、これまで製紙工場 の抄紙室の防虫対策に効果を上げてきました。 今回、二つ目の課題である作業環境を改善するために、製紙 工場で大量に使われている井戸水に着目し、これを有効活用し た暑熱対策と防虫陽圧化を組合わせた設備を開発しました。 防虫陽圧化設備は、フィルタを通した外気を強制的に取り 込んで室内に送風し、陰圧の室内を陽圧にすることで飛来し てくる虫の侵入を防ぐ装置です。そこで、この防虫陽圧化設 備に冷却用熱交換器を追加して、風の温度を下げてから抄紙 室の作業エリアに送風することで作業環境を改善することが できました。  また、冷却用熱交換器に通す冷媒には、製紙工場で毎日大 量に使われている井戸水を活用することで、冷媒費用もかか らず、電力量もクーラやスポットクーラを使った場合に比べ半 分以下となり、ランニングコストを削減することができます。

防虫陽圧化装置

防虫陽圧化装置

クラフトケーサーの開発

  日本車両では主に家庭紙製品(トイレットロール)を生産する機器を取り扱っており、これまで、出来上がった製品を段ボールケー スに詰め込む段ボールケーサーを販売してきました。

 今回、この段ボールに代わり、クラフト紙により直接製品をラッピングする「クラフトケーサー」を開発しました。 構造はφ900mm×W1200mmのクラフト原紙2本を2枚重ねながら、それぞれ垂直方向に繰り出し、製品を横から押し込み、包み込む機構としました。(特許申請中) このクラフト原紙2本で約6000ケースをラッピングする能力があり、段ボールケースで6000ケースをストックすると約30m2の資材保管スペースが必要となりますが、クラフト原紙にするとわずか約2m2となり、工場スペースの有効活用が出来るようになります。

 環境面では、段ボールからクラフト紙に移行することで、紙資材の使用量が約半分となります。また、包装状態の仕上がりがタイトにできるため、段ボールケースより2〜3cm小さくなり、トラックに積み込める量が増え、輸送エネルギー低減にもつながります。  段ボールケーサーの封緘方法はホットメルト(接着剤)を使用するため、専用の塗布装置を必要としますが、クラフトケーサーではテープ貼りで封緘するため塗布装置が不要となり、使用電力の削減につながります。また、ホットメルトが付着していないので、使用後のクラフト紙の再生処理工程の負荷軽減にもつながります。 

 

 フラッシュソーター

製紙工場の再生紙製造工程においては、日本車両の開発商品である「ニーディングパルパー」の導入により、それまで燃えるゴミとして家庭や工場から出されていた禁忌品古紙と呼ばれるラミネート古紙や容器包装リサイクル法古紙が再生紙の原料として利用が可能となりました。  しかし、禁忌品古紙には紙の原料とならないラミネートフィルムやプラスチック、金属などの異物が多く含まれ、従来の除塵機(振動させて異物を取り除く)ではスクリーン目孔に目詰まりを起こし歩留まりが低下するという現象が起こります。そこで日本車両では歩留りの向上を目的とし「フラッシュソーター」を開発しました。  「フラッシュソーター」は、古紙溶解後の再生紙原料から、従来再生紙製造工程外に排出、産業廃棄物とされていた紙料を回収し歩留りを向上させることができる設備です。
 
 

インスクリュー加圧浮上装置

 「インスクリュー加圧浮上装置」は、円筒閉鎖型の加圧浮上装置で、排水からの繊維回収により歩留まりの向上と水の再利用に役立つ装置です。
 従来の加圧浮上方式の繊維回収機では、微細な繊維までは浮上させられないため、薬品を使って微細繊維同士を凝固させ、ある程度の大きさにして浮上させて回収するといった装置でした。今回開発した「インスクリュー加圧浮上装置」は、凝固させるための薬品を使用せずに効率よく繊維を回収できる装置です。この装置の特徴は、従来の装置と同じように排水中に浮遊している繊維に細かい空気を付着 させて浮上させ、回収するという仕組みですが、円筒内で回転するスクリューの移送速度と流速を同じにすることにより静置状態となり乱流が起こらないようにしているため、効率よく短時間での加圧浮上、回収を可能としています。
 この装置の導入効果としては、処理水中の繊維を回収する事による歩留まりの向上および薬品を使用していないことによる処理水の再利用があげられます。

 

スキット包装機

「スキット包装機」は、パレットに積まれた平板用紙(製品寸法W500〜970×L600〜1200×H800〜1500mm)を、リサイクル可能なクラフト紙でパレット包装する全自動包装機です。従来は、ポリエチレンフィルムでシュリンク包装し、その包装フィルムは産業廃棄物として焼却処分されておりましたが、クラフト紙で包装することにより古紙原料として再利用でき、包装紙のリサイクルが可能となりました。
 また、この包装機は全自動運転により、各部分の包装が無人で行なえ、省力化にも大いに貢献しています。
 
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日本車両製造株式会社