人の命を運ぶ列車だから常に”完璧”な検査を自らに課す。

鉄道車両本部

鉄道車両の開発・製造を行う部門です。新幹線車両製造のトップメーカーであり、地下鉄車両や通勤電車から超電導リニアまで、様々な開発・製造を行い、国内外の鉄道事業者に高品質な車両を供給しています。

先輩社員の声

鉄道車両本部 品質保証部 車両検査課 検査一係 

 車両は、一つひとつ、手造りで製造されます。車体、つまり“構体”と呼ばれる六面体は、大きな手造りの箱です。私の仕事は、その大きな構体の溶接、外観、寸法等の検査を行うことです。例えば寸法の検査なら、私が仕様書通りに仕上がっているか計測するための検査要領書を作成し、検査員が計測して確認します。不具合があればその原因究明や再発防止の検討、製造部門へのフィードバックを行います。また納入後のアフターサービス業務も行います。

 仕事の中で特に緊張するのは、お客様が工場に来社されて行う立会検査です。これは契約に基づいて行われるもので、万が一にも不具合がないか、それこそミリ単位で非常にシビアにチェックされます。そんな厳しい検査が無事に終了し、お客様から「さすが日本車両の仕事は丁寧で素晴らしい。造ってもらってよかったですよ」と言われたときは、本当に誇らしく感じます。

 人の命を乗せて走る鉄道車両には、厳しい品質が求められます。特に検査では常に100点の仕事が求められます。製造部門と一体となり、当社の製品の品質を守る“部門”として、仕事に対しては常に厳格な姿勢で臨んでいます。

 

 今までで一番印象に残っているのは、入社二年目に担当した米国ロシェル工場での構体検査グループの立ち上げに参加したことです。ロシェル工場で構体の製造が始まるのに備え、未経験の米国人技術者に検査の技能を身に付けさせることが目的でした。

 私は約三カ月間米国に滞在し、溶接から寸法まで検査方法の教育を行ったり、よりわかりやすい検査要領書の作成を行いました。契約社会である米国では、書類に指示されたこと以外はやろうとしないのが当たり前。根本的な考え方が日本とはかなり異なりました。そこで写真を使ってわかりやすく説明するとともに、日本人の感覚なら“そんなことまで”と思うようなことでも丁寧に表記するようにしました。そうした経験を重ねたことで、日本で使われている検査要領書のあり方についても見直すことができたのです。普段当たり前だと思っていたことも角度を変えて見直すことが改善につながると学びました。

 また、渡米前は英語が大の苦手だったのですが、米国人スタッフと議論を続けていくうちに自然と英語にも自信が持てるようになりました。英語でのコミュニケーションという面でも、大きな成長を得ることができました。

 

 

検査の仕事は奥が深く、常に完璧を求められます。 技術力、コミュニケーション力、語学力等、自分はまだまだ力不足だと感じることが多く、先輩社員からたくさんのことを吸収して成長していきたいと思います。そして、周囲からはもちろんのこと、お客様からも「西田君が検査をしてくれたなら安心だ」と言ってもらえるような、検査のプロフェッショナルを目指していきます。

 検査のベテラン社員ともなると構体を一見しただけで、品質の状態、特に気をつけるべき箇所はどこか、すぐにわかるそうです。そんな先輩の話には、経験の重みというものを感じます。その知見を受け継いでいくことも、私たち若手社員に課せられた使命だと感じています。

 また、検査だけでなく、製造を経験することで自分の視野を広げられたらとも思っています。製造する側の気持ちを知り、製造の技術を学ぶことで、検査のスキルも磨かれていくと感じています。そんなバランスの取れたエンジニアが、私の目指す将来像です。


鉄道車両本部 品質保証部 車両検査課 検査一係


2012年入社 電子機械工学専攻卒業

高専時代に参加した「ものづくり一気通観エンジニアの養成プログラム」がきっかけで、日本の「“ものづくり技術者”として世界で活躍したい」という志を抱くようになり、地元の豊川に工場がある日本車両が“ものづくり会社”であるという運命的な思いを感じて入社を決めた。

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