エンジニアリング本部
エンジニアリング部 技術第二グループ
2018年入社

中村 自由

設計は答えのない仕事。
あらゆる視点から考え抜き、検証し、お客様の要望以上の価値を生み出したい。

試運転までは本当に動くのがドキドキ…。
自分が設計した装置が動いた時の達成感はひとしお。

エンジニアリング本部にて、リニア用機械設備の設計開発や新幹線本線向けの設備の設計開発業務などを行っています。
リニアや新幹線など、鉄道車両の設備に求められるのは装置の安全性と信頼性です。私が所属するグループでは、そうしたお客様の要望を技術開発によって担保することを目指しています。
エンジニアリング本部は工場を持っておらず、製作をアウトソーシングすることで一品一様のお客様のニーズに柔軟に対応できることが特徴です。また、エンジニアリング本部の技術員は製品の受注から納入まで幅広い業務に携わります。例えば、新幹線本線向け設備の技術業務では、企画から原価積算、設計、製作・施工管理まで、案件の最初から最後までを担当。何度もシミュレーションや計算を重ね、十分に機能を確認した装置でも、試運転までは「本当に無事に動くか」とドキドキ…。目の前で、無事に思い通りの動きを見せてくれた時は大きな達成感を感じ、この仕事のやりがいを噛み締めています。

なぜこうなるのか…をとことん考え、
根拠ある設計案を絞り出しています。

入社2年目で新幹線本線の保守作業を行う車両を基地から本線に移動させる装置の設計に関わりました。
この装置は10年以上前に当社の鉄道車両本部が納入したことのある装置でした。基本構成はあるものの、さらなる製作性向上やコストダウンが課題であり、当時なかった新たな発想でのモノづくりが求められました。その中で、機械設計に関わりましたが、大変だったのは圧倒的に知識が足りかなったこと。大学で学んだ知識だけでは通用せず、最初は過去事例から「以前からこうだったから、これでいいだろう」と設計案を提出しました。
ところが、上司や先輩からは「なぜそれがいいと思ったの?」と尋ねられ、言葉に詰まってしまった私。自分なりに納得した設計案でないと、人から言われた仕事をこなすだけになってしまう…と思い、それからはわからないことはすぐに調べたり、上司や先輩に聞いたりすることを心がけました。

自分の考えを持ち、発信する力を磨き、
設計者としても、リーダーとしても成長したい。

こうして無事に納入できた時の喜びはひとしおでした。
私自身、この仕事を通じて、自分の考えを発信することの大切さを学びました。設計は答えはないが品質を決める重要な作業。いろんな考えや案がある中でこの設計に至った背景には、どんな課題があり、どんな計算があり、どんな考えがあるかを伝えられないと、設計者の意図が装置に反映されません。また工場を持たないエンジニアリング本部は、製造を協力会社にアウトソーシングしています。さらに社内のさまざまな技術を結集させて製品にしていくこともあり、思った以上に社内外の人たちとのコミュニケーションが大切です。
自分の意見を持ち、社内外のメンバーで構成されるチームにそれを伝えていくことは、設計者としても、チームリーダーとしても重要なこと。これからも社会貢献度の高い仕事に誇りを持ち、あらゆる仕事を経験していきたいです。

就活生へメッセージ

自分と向き合い、
働く姿を想像しながら就職活動を。

就職活動時、自分は何がしたいのかを考えていくうちに、社会貢献度の高いインフラ事業に興味を持ち、日本車両に入社しました。就職活動は自分と向き合う良い機会。説明会などでは、将来、自分が働く姿をイメージしながら耳を傾けると本当に自分にあう企業が見つかると思います。

休日の過ごし方

休日は外に出かけることが多く、季節ごとの行事を楽しんでいます。例えば、春にはいちご狩りに行き、ここぞとばかりにイチゴを頬張ります。夏には毎年岐阜県までマス釣りに行き、自分で釣った魚をその場で捌いて塩焼きにして食べます。冬には大学生からやっているスノーボードを楽しんだり、温泉や岩盤浴に行ってゆったり過ごしています。一方で外に出かけないときは、家でYouTubeを見たり、ゲームをして過ごしています。

この社員が関わっている事業
エンジニアリング本部
この社員の職種
設計
夢をつなぎ、
未来をつくる