経理部
会計第一グループ
2019年入社

後藤 拓海

日本車両のお金に関する情報を集約し取りまとめ社内外に正しく報告し、
さらに利益に繋がる施策を提案しています。

各事業部の原価計算から決算書を作成。
情報分析によるコストダウンの提案も主な仕事です。

現在、私は本社の経理部に所属し、原価計算担当者として、社内の原価情報の集計・分析を行っています。
原価とは、「製品やサービスを顧客に提供するまでにかかる費用」のことで、製造業では主に製品を作るための材料費や経費、社員の労務費などが含まれます。具体的な仕事内容は大きく分けて2つあり、1つは各事業部から情報を収集して決算資料を作成し、社内外に向けて発信すること。日本車両では鉄道車両や橋梁など大きな製品が多いので原価も膨大。決算資料は社内外の関係者が閲覧するものなので間違いがないよう細心の注意を払います。
そしてもう1つが各事業部へのコストダウンの提案です。例えば、部署ごとで購入している消耗品の一括購入、経費処理に関する業務フローの簡素化など、具体的な策を提案します。実際にコスト改善された時は「やった!」と嬉しくなります。

仕様が異なる申請書を1つにまとめ
業務フローの改善に大きく貢献できました。

経理部では原価計算や営業情報、経費精算などに関わる複数の社内システムを主管しています。
しかし、これらのシステムの利用申請書のフォーマットや決裁権限は、システムによって異なっている状態でした。システムを利用したいユーザー側ではシステムごとに複数の申請書を作成する必要がある、決裁者が異なるため手間がかかる、などの問題が発生しており、これらを上手く解消できないかと考えました。そこでまず私は、各部署の意見を取り入れつつ申請書に必要な項目の整理を行い、経理部が主管するシステムの利用申請書を統合しました。決裁権限についても決裁者と協議を行い、決裁権限を統一することができました。さらに、上記の利用申請書の他に経理部にある紙の申請用紙を洗い出し、情報システム部と協議を重ねた結果、全てまとめて電子化することに成功しました。
「以前からこうだったから」という一言で済ませるのではなく、どうしたら改善できるか、他にも同様の問題は発生していないか考えた結果、業務フローの改善や紙の枚数や申請件数そのものの削減にも繋がりました。事業部の方々にも大変喜ばれ、やってよかった!と達成感を得られました。

全社を俯瞰で見て、利益創出を提案する。
経理にしかできない仕事にやりがいを感じます。

国全体を支える大きな仕事に関わりたいと思い、インフラ系企業に注目して就職活動しました。
しかし次第に、ものづくりを通じて社会インフラを支えている企業にも興味を持ち始め、日本のインフラに不可欠な製品を製作し、メーカーとして独自の品揃えで高いシェアを誇っている日本車両に入社を決めました。入社後まさか経理部に配属されるとは思いませんでしたが、後に感じたのは、経理の仕事の奥深さです。
入社前までは、経理は単純にお金の計算をする部署という認識でしたが、実際には会社全体の原価を俯瞰して見ながら、コストダウンや各事業部からの業務改善の相談に積極的に対応しています。各事業部の担当者や会計士・税理士などと仕事を進めることもあり、チームで課題解決し、みんなに頼られているという実感がモチベーションに繋がっています。
今は、これまで着手できなかった税制の利用なども視野に入れ、さらなる利益創出に挑戦しています。実際に原価の流れを見ながら、無理無駄を省き、改善に繋げる活動は経理にしかできない仕事。今後はさらに領域を広げて日本車両の生産活動を影から支え、利益や業務改善に直結する施策をもっと提案していきたいです。

就活生へメッセージ

自己分析やインターンシップを活用し、
自分のことも、会社のこともよく知ってください

働き方改革やリモート勤務など、働き方に注目して就職活動する人も多いと思います。
公私共に充実した働き方をするために、自己分析をしっかり行い、インターンシップなどを通じて、自分が働く姿をイメージしながら就職活動することをお勧めします。
本当の自分を知り、リアルな現場を見ることが大切です。

休日の過ごし方

野球観戦が趣味で、毎年ナゴヤドームで観戦しています。大学時代によく一緒に観戦していた仲間の他に、会社に入って出会った野球ファンの方とも球場に行くようになりました。現地に行けない日は遠方の仲間たちと通話しながらテレビで観戦、オンラインでも大いに盛り上がります。勝った日はヒーローインタビューを見ながら野球を語り合い、負けた日は慰め合いながらお酒を飲んでいます。
いつか優勝したら、皆でビールかけをすることが目標です。

この社員が関わっている事業
経理部
この社員の職種
経理
夢をつなぎ、
未来をつくる