鉄道車両本部
製造部 製造第二課 外装工場
2017年入社

工藤 健之

段取り命の工程管理。
製造に関わった経験を活かし、安全かつ高品質なものづくりを目指します。

車両塗装や部品の取り付けなどの工程を管理
先輩社員として、現場実習のサポートも務めています。

私が所属する外装工場の仕事は主に2つです。
1つは、車両や部品の塗装を仕上げること、もう1つは車両内部に設置されるドア、窓ガラス、椅子やパネルなどの部品を取り付けることです。私はそれらの作業が安全かつスムーズに行われるように工程管理をしています。この仕事は段取りが肝です。特に新規設計では、段取り次第で作業効率や製品の品質が大きく変わります。製造工程に入る何ヶ月も前から「どうやったら工程が少なくできるか」「どうやったら高品質なものが作れるか」と試行錯誤を重ねて考え抜きます。
また鉄道車両本部では入社後、製造現場で車両製造の基礎を学ぶ現場実習があり、私は現在サポート係を務めています。入社したばかりの社員の考えはとても新鮮です。
私たちが「これが当たり前」と思っていることも、なぜ?どうして?と尋ねられ、その問いから「確かに、もっとこうした方がいいな」と見方が変わり、自身の業務改善にも繋がっています。

初めて担当した特急車両。
苦労した分、工場を出て行く姿に涙が溢れました。

入社3年目の時、当時所属していた艤装工場で鉄道車両の製造に関わりました。
担当車両は関東エリアの路線を走る特急車両です。数年ぶりの製造であり、現場作業者でもかつての製造方法を記憶している人が少なく、新規製造のような案件でした。「どんな段取りで製造すればいいのか」「何をどこに相談すればいいのか」など何もわからず右往左往するばかり…。そんな私を支えたのは日本車両の「頑張る人を応援する社風」です。若手という立場を活かして、上司や先輩、他部署の方に何度も尋ねに行くうちに、「あの特急車両の担当者」と認識されるようになり、一緒に作ろう!とみんなが寄り添ってくれました。
完成車両が工場を出て行く姿を見送った時は、「苦労したけど何とかここまでやれた」「自分が関わった車両が本当にお客さんを乗せるんだ」と思わず涙が溢れました。正直、とても苦労した案件ですが、車両への深い愛着が芽生え、今に繋がる貴重な経験になりました。

社内外から頼りにされる存在になるために一歩踏み込んで考え、「わからない」を知識に変える。

私は小学生の頃、自由研究で地球温暖化を取り上げ、それ以降、地球環境を守ることに貢献できる仕事に就きたいと思っていました。
さらに愛知県出身の私は新幹線や名鉄電車に馴染みがあり、特に母の実家へ行く時に乗る新幹線のカッコよさにはいつも魅了されていました。鉄道は輸送量あたりのCO2排出量が少なく地球環境に優しい乗り物であり、日本車両は鉄道車両を製造する企業の中でも新幹線製造において高い技術を持っています。しかも幼い頃から利用していた名鉄の車両シェアは100%。小学生の頃からの夢と憧れを実現できる会社だと思い、入社を決めました。
目指すのは「製造なら工藤に聞こう」と社内外から頼りにされる存在になることです。そのために、何事も曖昧にしないことを心がけています。「よくわからなかったけど、何とかできた」という仕事でも「できたからいい」ではなく、「なにがわからなかったのか」を考え、わからなかったことは納得するまで調べることで一歩踏み込んで振り返り、思考の幅を広げて知見を増やしています。

就活生へメッセージ

就職活動も就職後の仕事も「団体戦」。
仲間と助け合って進めれば道が拓けます。

就職活動は不安があって当然だと思います。
1人で抱えず、仲間や先生、恋人などと一緒に〝団体戦〟で進めてください。創業125年を誇る日本車両は新幹線製造のパイオニアとして、安全・安定輸送の一端を担ってきました。
その仕事もまさに団体戦。プロ集団の一員として活躍するのはとてもやりがいがあります!

休日の過ごし方

趣味である旅行に行きます。長期休みには泊まりがけで行くこともありますが、通常の土日休みを使って日帰り旅行に行くことが多いです。旅行先でおいしいものを食べ、観光をして帰りに道の駅やSAに寄って自宅用のお土産に名物の食べ物や地酒を買うのがいつものパターンです。帰りに買ったお土産の食べ物や地酒は平日の仕事終わりに楽しむことで、その日の疲れを癒しています。

この社員が関わっている事業
鉄道車両本部
この社員の職種
製造
夢をつなぎ、
未来をつくる