輸機・インフラ本部
技術部 技術第四グループ
2013年入社

北田 慎治

鉄鋼業界から航空宇宙産業まで
車両制御設計の分野で最先端技術に関わっています!

産業車両の制御設計を担当。
自動化の未来を拓く最先端技術にやりがいを感じます。

私は輸機・インフラ本部技術部にて産業車両製品の制御設計に関わっています。
現在、私たちの部署では製鉄所内で鉄のコイルを架台ごと運搬するキャリヤの自動化に関わっており、その中で私はコイル架台への自動進入・自動離脱の操舵制御を担当しています。今まではオペレーターが運転していましたが、車両自体が全長10m以上という大型車両でありながら、隙間100mmの非常に狭い場所に進入する高度な運転技術が必要であり、オペレーターの操作を緻密に再現することが難しくもあり、面白いところです。またキャリヤに取り付けられたさまざまなセンサーを用いて自己位置推定を行っていますが、センサーの組み合わせの最適化も担当しています。センサーごとに天候や周りの環境により精度が左右される中、正確にキャリヤの位置を推定するのは非常に難しい課題であり、時には新たな手法を開発する必要があります。
しかし、こうした最先端技術に関われることには誇りを感じています。

H3ロケットの運搬車両に関わり、
当社の仕事の技術力とスケール感を実感!

入社5年目の頃、H3ロケットを運搬するために開発されたML運搬台車の走行と荷台昇降の制御を担当しました。
MATLABを使って走行と荷台昇降の動作をシミュレーションし、その後、プログラムを組んで、最後の検査試験まで立ち会いました。ロケットを運搬する台車ですから規模感もサイズ感も非常に大きいのが特徴です。当社にさまざまな知見があるとはいえ、これほど大きな車両の自動走行に関わった経験がなく、しかも荷台昇降は水平を保つために傾きは0.2度までと精密さが求められます。走行中の傾斜に対する車両の傾きを細かく計算し、傾き制御をシミュレーションしました。
走行試験で自分がシミュレーションした通りに動いたときは、こんな大きなものを動かしているというスケール感に感動し、「やったぞ!」とみんなで喜び合いました。

段階的に技術を培う環境で成長。
今後はリーダーとして成長していきたい。

大学で電気制御を学び、研究室ではMATLABを使って車の操舵制御を研究していました。
入社後も大学での学びが活かされています。入社1年目は先輩のもとで図面を描いたり、制御盤の動作確認をしたりし、2年目からはソフトを使って一部の改造にも関わりました。3年目からはMATLABのシミュレーション案件を担当させていただき、その後、ML運搬台車のプロジェクトに関わって今に至ります。
段階的に学んだことで技術やスキルの向上を実感しますが、これからリーダーとなってチームで課題解決していくためには、プロジェクトを俯瞰して理解し、メンバーを巻き込んでいく力も必要になると思います。
プロフェッショナルとして技術力を磨きつつ、コミュニケーション力も高めていきたいです。

就活生へメッセージ

自分は何がやりたいのか考えて、
納得いく会社を選択してください。

会社は1日の大半を過ごす場所になります。
仕事をしていると楽しいことも辛いこともありますが、自分のやりたいことならいつでも楽しく、辛いことも乗り越えられます。就職活動をきっかけに自分は何がやりたいのかしっかり考えてください。
最先端技術や新しい挑戦に興味がある人には日本車両がぴったりだと思います。

休日の過ごし方

地元のテニスサークルに所属し、週に1,2回練習しています。学生時代に始めたテニスですが、伸び代はまだまだ十分、打てるショットが増えるたびに喜びがあります。当社の「車友会」という、いわゆる部活動にも参加しており、会社の人たちとダブルスや団体戦の大会にも出場しています。テニスへの情熱は今も昔も変わりません。これからも続けていきたいです。

この社員が関わっている事業
輸機・インフラ本部
この社員の職種
設計
夢をつなぎ、
未来をつくる