平成21年 南北線用9000系の増備車として導入。先頭形状やラインカラーのデザインが変更されました。
2009.3
東京地下鉄株式会社(東京メトロ)殿向けに南北線用9000系(5次車)を納入しましたので、その概要を紹介します。
東京メトロ殿の車両は半蔵門線用08系以来、久々の受注となりました。今回は6両編成2本を製造しました。 構体はアルミダブルスキン構造とし、外板側の溶接にはFSW接合を採用することで、へアライン仕上げ後の見栄え向上を図っております。
先頭形状はマイナーチェンジを行い、丸みを基調とした形状と色彩配置の中に鋭角な前尾灯形状を配置し、引き締まったメリハリのあるデザインとしています。
接客設備については、腰掛・手すり・荷物棚等について、バリアフリーに配慮した構造を積極的に取り入れています。 また、妻引戸平行式開閉装置を東京メトロ殿と装置メーカーと共に新規開発し、採用されました。今後の展開が期待されます。
車両システム上は、制御システムの最適化や情報案内システムの装備など、近年の通勤電車に見受けられる装備を積極的に導入しています。