鉄道車両トピックス
2013.1
JR東海殿 N700A新幹線電車
この度、東海旅客鉄道(株)殿向けに東海道山陽新幹線用車両「N700A」を納入しましたので、その概要を紹介します。 この車両は、平成19年7月にデビューした当社の主力製品であるN700系をさらに進化させたものです。末尾の「A」は進化「Advanced」を表わしており、安全性・信頼性・快適性・環境性の4つの価値を向上させたものとなっています。
主な変更点は、台車のブレーキディスク方式を変更してブレーキ性能を向上させました。また、ATC情報を活用して制御を行う「定速走行装置」を搭載しました。故障の早期発見を可能にする「台車振動検知システム」と車体の左右振動の低減を図る「セミアクティブ制振制御システム」を併せた「振動制御装置」をJR東海と当社で開発し搭載しました。
デッキには入口のドアの開閉を知らせる表示灯と、緊急時に乗務員と直接通話のできる緊急通報装置を設置しました。また、デッキやトイレの照明にはLEDを採用し、調光機能を持たせ照明電力の削減をしています。車体の外観は、東海道新幹線の伝統色である白地に青帯のデザインを踏襲し、側面には「N700A」を表わすシンボルマークが描かれています。
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N700系1000番台新幹線]
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新幹線車両]