昭和39年、世界一の営業速度を誇る列車として国鉄東海道新幹線に登場した高速電車です。
国鉄として初めて標準ゲージ・ATCを全面的に採用し、高速列車に特化した専用軌道を建設して最高営業運転速度210q/hで運転する新幹線システムは、日本の鉄道史上画期的なもので、世界からも注目されるものとなりました。
全電動車方式の0系電車は昭和39年から61年までの長期にわたり3216両と大量に量産され、日本車両でも730両を製造しました。
この22−2029は豊川製作所における最終製作ロットのうちの1両で、昭和61年に製作されたものです。新幹線電車のパイオニアとして栄光を称え、技術の伝承のため、保存・展示することになりました。