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2021.01

コンパクトサイズで相伴クレーンの小型化が可能に

全回転チュービング装置RT-120SLの開発

パワーはケタ違い据置き型の杭打機RT

機電本部では大型杭打機から小型杭打機、アースドリル機まで、様々な基礎工事用建設機械を製造しています。その中でも、全回転チュービング装置(以下 RT)は、場所打ち杭工法に用いられる 据置き型の杭打機です。

施工時には現場内の移動にクレーンが常に必要になるというデメリットがある一方、パワーは他の杭打機とケタ違いの能力を誇ります。それ故、場所打ち杭工法以外にも鋼管を回転圧入する既製杭工法や地中障害物の撤去作業にも頻繁に用いられています。これまで、約30年間で累計630台(2020年末現在)を出荷し、今ではオールケーシング掘削機といえば日本車両のRTとまで呼ばれるようになっています。

現行モデルとして、掘削口径φ1500oのRT―150AUから、国内最大級の掘削口径φ3200oを擁するRT―320Hまでを製造・販売しています。標準モデルの他、上空制限のある施工現場での作業を可能とした低空頭・軽量モデルの「Lタイプ」、低空頭・超軽量モデルの「SLタイプ」、地中障害物の撤去に威力を発揮し、鋼管回転圧入工法にも適用可能な回転トルクをアップさせた「Hタイプ」をラインナップに揃えています。 間近では、標準モデルとLタイプのそれぞれの良さを融合させた中間低頭モデルの「ALタイプ」も加わりました。  

 

都市部再開発で狭小地での工事需要増加

近年、都市部の再開発事業において、古くなった建物(いわゆる上物)を解体した後に、旧基礎杭を撤去する作業に、RTが用いられる機会が増えています。しかし、こうした現場は敷地が非常に狭く、現行モデルの中で最も小型のRT―150LUでさえ、入ることが難しい現場が増えてきました。  

今回紹介する『RT―120SL』は、ユーザからの要望に応える形で、低空頭・超軽量モデルの「SLタイプ」の最小口径機種として、コストダウンを図りながら、新たに開発したモデルです。 RT―150LUに比べパワーは控えめですが、掘削能力として、最大掘削口径φ1200oで、814kN・mの回転トルクが出力可能です。機械質量は、14.0ton(オプションのサブチャック含む)に抑えており、より小型の相伴クレーンで設置が可能です。また、デッキと呼ばれる作業床の構造を見直すことで、分解・組立作業性も向上させました。こうしたことも、小型の相伴クレーンで安全に作業できることにつながっています。 さらに、機体サイズをコンパクトにした効果として、現行モデルよりも壁際に寄り付いて施工することも可能になりました。  

2020年10月上旬に初号機を客先へ無事納入しました。その直後、海外製の機械で施工に失敗した現場に急遽投入されましたが、見事代役を果たしました。その後も神戸や岐阜の現場を次々とこなし、現在も鋭意活躍中です。  既に他の客先からも受注や引き合いがあり、今後さらに拡販していく所存です。

 

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