場所打ち杭工法では、現場に深い穴を掘って、その穴に鉄筋を立て込んでコンクリートを流し込み杭を作ります。 このアースドリル工法の機械として一般的なのが、アースドリル機です。他工法に比べ、機械装置が簡単・施工速度が速い・工事費が安いと言った特徴があり 高層ビル、ホテル、マンションの基礎の大半で使用されています。 このアースドリル工法で作られる杭にはさらに真直ぐな直杭と直杭の着底部を拡大した拡底杭があります。 アースドリル機の先端に拡底バケットを装着することで拡底杭施工に対応できます。
アースドリル機による施工は、低騒音、低振動に加え、機動性にも富み、施工能率も高いため、市街地(狭隘な箇所)での施工実績が急伸しています。また、掘削口径の変更が容易で、口径φ3・0m、掘削深度70m程度までの施工が可能です。
2倍径拡底バケットシリーズ
このアースドリル工法で作られる杭には、真直ぐな直杭の他に、直杭の着底部を拡大した拡底杭があります。 アースドリル機の先端に拡底バケットを装着することで拡底杭施工に対応できます。
拡底杭は直杭に比べ掘削土量・コンクリート量を低減できるため、主流となっているものです。拡底杭の施工は杭の軸部を支持層まで掘削した後、掘削底部を拡底バケットにより円錐型に拡大掘削し、コンクリートを打設します。
ここで言う支持層とは建物の重さに充分耐えられる地層のことです。
建物を支える力である、杭の支持力は、支持層における杭の断面積に比例するため、
拡底杭は直杭に比べ小さな軸部径で同等の支持力が得られます。
よって拡底杭とすることで掘削土量、コンクリート量を削減でき経済的で環境にも配慮した施工となります。
大型施工に対応
現在、軸径1000〜2300mmまでの拡底バケットシリーズを製作しております。 最大の2300mmのものでは拡底時の径が4700mmとなります。
拡底管理装置(オプション)
拡底杭が適正に施工できるよう管理を行います。
@深度検知システム:バケット深度計測
A拡底径検知システム:拡底径を計測
バケット形 | BK10-V | BK11-V | BK12-V | BK13-V | BK14-V | BK15-V | BK16-V | BK17-V | BK18-V | BK19-V | BK20-V | BK23-V |
軸堀径(mm) | 1000 | 1100 | 1200 | 1300 | 1400 | 1500 | 1600 | 1700 | 1800 | 1900 | 2000 | 2300 |
最大拡底径(mm) | 2100 | 2300 | 2500 | 2700 | 2900 | 3100 | 3300 | 3500 | 3700 | 3900 | 4100 | 4700 |
全高(mm) | 3900 | 3960 | 4020 | 4340 | 4860 | 5250 | 5460 | 5700 | 5740 | 5990 | 6250 | 7000 |
バケット質量(kg) | 3800 | 4100 | 4400 | 5400 | 6200 | 6900 | 8300 | 8700 | 9000 | 9700 | 10500 | 12700 |