鉄道車両トピックス
2010.04
豊川製作所内北側の試運転2番線西寄にて建設中であった電車検査場が完成しました。 今回新設された電車検査場の特徴は次の通りです。
・ | 鉄骨平屋建、長さ135m、幅6.6m、最大高さ7.8m、床面積953.7uのドーム状のテント張り構造。 |
・ | 軌道は単線で従来の電車検査場同様に標準軌・狭軌の三線式。 |
・ | 新幹線車両であれば4両、在来線通勤型車両では6両編成が収容可能。 |
・ | 床面中央部は従来同様に車両床下検査用のピット構造としておりますが、両側はフラットな低床構造で、屋根作業用歩廊、中段足場無しとしたため、従来の電車検査場のような圧迫感が無く見通しが良くなっております。 |
・ | テント張り構造のため昼間は水銀灯無しでも明るい状態であり、車両の外観が確認しやすくなっております。 |
・ | 中段足場の代わりとして、車両の両側面に2名乗車可能なバッテリー式のピッキング台車を各1台配置いたしましたので側外観検査等の作業を移動しながら実施可能になっております。 |
・ | 機能試験用各種電源、エアーを設備しており、従来の電車検査場と同様の機能検査業務が可能になっております。 |
今回の電車検査場の新設により収容両数が約1.5倍となり、工程阻害要因解消、作業環境の改善も図られることになりました。