ラガーロープ破砕・選別装置は、古紙溶解工程において発生するラガーロープを破砕、選別し再資源化、再利用を可能とする破砕自動選別システムです。
ラガーロープ破砕
4軸破砕機が威力を発揮!
産業廃棄物だった「ラガーロープ」の資源リサイクルが実現!
※ラガーロープ破砕・選別装置は、古紙溶解工程において発生するラガーロープを破砕、選別し再資源化、再利用を可能とする破砕自動選別システムです。
![]() ラガーロープ破砕・選別設備 全景 |
![]() ラガーロープ |
![]() ラガーロープ投入口 |
![]() 細断側投入口 |
![]() 選別後のプラスチックと紙類 |
![]() 選別後のワイヤー、金属類 |
破砕機は、過負荷による反転動作が想定されるため駆動方式は油圧駆動方式を選択。また、刃物の衝突や破損、粉塵の発生、振動・騒音を考慮して、低速回転、高トルクの破砕機を用いて破砕処理を行います。
油圧駆動の破砕機で処理されたラガーロープはまず、振動スクリーンを使用しワイヤーとプラスチック類に分別すると共にサイズの選別を行います。ここで分解できなかった一定のサイズ以上の塊りは、振動スクリーンの系外へ排出され、ベルトコンベアによって破砕機の細断側ホッパーに戻され再度破砕処理されます。
一方、振動スクリーンを通過したものは、バイブレーションコンベアで次工程に送られる途中で、磁選機2台を利用してワイヤー(金属類)を選別・回収し、プラスチック類と選別される機構になっています(写真参照)。
選別回収されたプラスチック類は化石燃料の代替燃料として、金属類は有価物素材として有効再利用されています。
特長
効率がよく、耐過負荷性能の高い直接駆動方式を採用
ラガーロープ処理用に表面硬装を施した磨耗し難い刃物を採用
シャフトへの巻き付き防止機構
低ランニングコスト設計
破砕機一筋30年以上、鉄・部品等の材質から強度までと研究を重ね、耐久性ある切れ味抜群の破砕機を 設計・製作しています。
「お客様毎に応じた仕様設計」、この経験と実績から、破砕機能力を最大限に引き出す「破砕に対するノウハウ」を持っています。
SSI特許
【カッターロッキングシステム】
ACLS (ADVANCED CUTTER
LOCKING SYSTEM)
約45,000kg(ナットで締める方式の約8.5倍)にも達する力を加え、カッターとスペーサーを密着させます。 切断性能が向上し、カッターやシャフト等の内部部品へのダメージを防ぎ、部品寿命を長く保つことが出来ます。 また、頻繁な増し締めがなくなり、時間と費用の節約も特徴の一つです。
SSI特許
【対衝撃保護装置】
SSP-SEVERE SHOCK PROTECTION
過負荷時に破砕機の突然停止は、刃物、シャフト、輪列に大きなダメージを与えてしまいます。 SSP(対衝撃保護装置)により、モーターと減速機を接続するトルク制御継手を滑らせて、過負荷時の衝撃を軽減・システム全体が壊れないよう保護します。
SSI特許
【スマートドライブシステム】
SMARTDRIVE ※オプション
スマートドライブシステムとは?油圧式と電動式の特性を併せ持った新しい駆動システムです。
モーター電流値を検知して特殊なインバーターにより負荷に応じて回転数を制御し、効率良く破砕を行うことが可能です。
SSI特許
【油圧押込み装置】
Ram Pusher ※オプション
油圧押込み装置により、破砕対象物を確実に押さえ、効率よく破砕します。