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キャリア採用 : 鋼橋架設・補修技術経験者及び橋梁設計技術者(キャリア)を募集

送り出し工法 (手延機による)

・仮設備が比較的多く必要になります。
・工期も比較的多く掛かります。
・架設時の強度計算、補強など、多くの検討が必要です。
・送り出し完了後、主桁降下作業が必要になります。

流水部、道路、鉄道等、桁下にトラッククレーンが設置できなく、架設現場に隣接して主桁と手延機を組み立てる場所が確保できる場合に使用する工法です。また、送り出した先で、手延機を解体できる場所が必要になります。架設現場の隣接した場所で、ベントを組み立てて、その上に主桁、手延べ機をトラッククレーンにて組み立てます。送り出し装置で、組み立てた桁を送り出します。所定位置まで送り出したら、手延機を解体します。 

 

【名古屋高速道路4号東海線 (名古屋市熱田区) 六番町跨線橋 架設工事】


 当社は名古屋高速道路4号東海線の最後の未開通区間である「六番北〜木場」間のうち、東海道新幹線を跨ぐ「六番町跨線橋」の桁架設工事を清水建設・ジェイアール東海建設JV殿より受注し、施工しました。本工事の架橋場所は、極めて交通量の多い国道1号線と市道江川線の「六番一丁目」交差点で、東海道新幹線アーチ橋を跨ぎ、地上より約30mの高さでした。特に新幹線上空での作業時間は厳しく、運転休止している夜間の「約3時間」しかありませんでした。 限られた時間内での施工を可能にするために「送出し架設」を採用しました。更には送出し後に橋梁を回転させ、横移動しなければならないという橋梁業界が注目する超難関工事でした。

 今回の送出し架設は当社においても最大規模のもので、必要な機材を合わせた総重量は「約1,500t」となり、これに対する駆動力は「200t自走台車」を前方に8台、後方にも従走台車を8台配置し、さらに自走台車の走行速度を「1.5m/分」から「2.0m/分」にアップ、施工管理面では当社開発の「送出し総合管理システム」による反力管理などを駆使し、約90mの送出し距離を「約45分」で無事完了することができました。 この工事の特徴は「回転横取り工法」という橋梁を送り出した後に送り出し側を起点に橋梁を回転するものです。事前に綿密な検討や実験を繰り返し行い、仮設備の仕様や配置を決定しました。回転中心部は、回転テーブルのような機構を持つジャッキで支える構造とし、橋梁先端の回転移動する箇所については橋梁を載せる軌条設備を使用して橋梁を回転移動できる特殊なジャッキを採用しました。回転角度は7度25分で、回転方向の移動量は約14mであり、回転移動時は各段階で反力が変化するため、あらかじめ計画値を算出し、反力管理システムを用いて反力制御しながら予定通りの時間で作業を無事完了することができました。  住宅密集地における深夜での工事、また日中も通行規制による迂回交通に注意を払う必要がありましたので、周辺住民の環境に十分配慮し安全施工に取り組みました。  当区間の開通で名古屋高速道路の計画路線は全線完成することになり、名古屋都市圏のネットワーク利便性向上、大高線を中心とした既存路線の渋滞解消によるCO2低減が期待されます。

 

工事実績


■ 送出し架設工法による工期短縮

 我が国の構造として、都市化が進み、大都市圏への人口・ 産業の集中が進んでおります。そのため、都市部における人および物の輸送環境は過密化し、社会・公共の基礎施設の整備が不可欠であります。

  当社では、長年橋梁の製作、架設工事を行ってきた経験・実績があります。近年の過密化した都市部における橋梁の建設に目を向けますと、密集した道路や建造物、多くの公共施設利用者への配慮により、作業現場の振動・騒音低減や作業時間・作業ヤードへの制約も多くなっています。このような条件下において、建設現場における環境負荷軽減のため、低騒音型建設機械や排出ガス規制をクリアした建設機械を使用するなどの対応を積極的に行っています。しかしながら、環境対策型の建設機械の導入により環境負荷を軽減することにも限度があります。

  環境対策型建設機械の導入とは異なった観点から環境負荷への影響を考えますと、同じ橋梁建設において、長期間の交通規制により交通渋滞が発生する施工方法で橋梁建設を行った環境負荷に比べて、架設方法の工夫により交通規制を短期間で完了させて環境負荷を減らすことは可能であります。

  梁架設工事の方法や技術の面においては、公共事業の発 注者側および利用者のニーズとして無駄な交通規制を減らすことが求められています。また、近年では二酸化炭素排出量の面で環境負荷の小さい鉄道が見直され、新幹線をはじめ鉄道の安定輸送を確保することは、今まで以上に要求される事項であります。その鉄道上空への橋梁建設工事等においては、鉄道の安全・安定輸送の観点から安全第一、作業時間の短縮を求められています。

  そういったニーズに対応すべく、跨線橋や立体交差橋など、建設する橋梁下の空間を作業ヤードとして長期間に渡り占用しない「送出し架設工法」の実績が、当社には多くあります。「送出し架設工法」においては、自社開発の送出し専用の「台車設備」および「反力管理システム」を使用し、安全かつ迅速な施工方法を確立しています。また、「送出し架設方法」には油圧ジャッキを使用した「桁降下作業」を伴いますが、桁降下作業における作業期間を短縮するため、自社開発の「桁降下装置」なる専用機械も開発し使用しています。

 今回の新大阪駅ホーム桁増設工事においては、上述の工法にて安全かつ迅速な施工を実証致しました。

  このように、間接的ではありますが、橋梁の建設における環境負荷を軽減させる施工方法を積極的に提案、更なる技術開発を行い、今後も積極的に活用していきたいと考えております。



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