シラン・ふっ素複合系含浸剤シールドべトンコンクリート構造物の塩害対策　日本車両のコンクリート技術

コンクリートに進入する劣化要因

中性化、塩害やアルカリシリカ反応（ASR）などのコンクリート構造物の劣化は、コンクリート表面から鉄筋までのかぶり厚さの確保によって、耐久性を低下させる塩分・水・二酸化炭素などの劣化因子の侵入を抑制しています。しかし、これらの劣化因子は、コンクリートの表面品質や環境条件によって、侵入した劣化因子のコンクリート内での進行速度が変わってきます。その結果、予想より早く劣化が進行してしまう懸念があります。

シラン・ふっ素複合系含浸剤『シールドベトン』

養生剤と表面被膜剤の性能を兼ね備えた「シラン・ふっ素複合系含浸剤」

養生剤と表面被膜剤の機能を発揮することで、コンクリートの耐久性向上を図ります。シールドベトンは、脱型後の水分逸散を抑制することにより水和反応を進展させ、表層の緻密化に寄与します。また、コンクリート表面に撥水性能を付加させ、劣化因子の侵入を抑制することで、コンクリートの耐久性の向上に寄与します。これらの複合効果によって、コンクリートの品質向上・耐久性向上を図ることができます。また、シールドベトンは、脱型直後に塗布が可能なため、現場工程に合わせて施工できます。