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コンクリートは、セメントの水和熱によって熱膨張・収縮がおこります。若材齢時は、引張強度が小さく温度差による内部拘束や外部拘束が複合して、薄いコンクリート部材でもひび割れが発生しやすくなります。特に壁高欄では、床版上に打設されるため、その拘束を受けて壁部にひび割れが発生する懸念があります。また、初期にひび割れが発生しない場合でも、この時に発生する引張応力度は累積され、乾燥収縮による引張応力度の加算に伴い、長期にひび割れの発生リスクが高くなり、構造物の耐久性を低下させる要因になっています。
壁高欄NDリターダー工法による解決方法
壁高欄の地覆部を超遅延剤NDリターダーを添加した超遅延コンクリートとし、地覆部の凝結を遅延させることにより、壁部に作用する外部拘束力を低減させることで引張応力度を抑えます。 これにより@短期的には初期のひび割れ発生を抑制、A長期的にも引張応力を抑え、ひび割れのリスクも低減し耐久性を向上できます。
●NDリターダー(NDR)とは・・・
オキシカルボン酸塩系の超遅延剤。褐色の液体で密度は1.2g/cm 程度です。
本材料は、コンクリートの凝結を遅延させる混和剤で、凝結時間を14日程度の期間まで任意に調整できる機能があります。さらに、コンクリート強度は一般コンクリートに比べ、長期になるほど高い強度を保つことができます。
【NDR】No crack Durability Retarder
施工方法
参考資料
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