福岡北九州高速道路公社殿より受注した「第601工区(香椎浜)高架橋上部工(鋼桁)新設工事(その3)」において、2019年8月に当社製の大型キャリヤを使用した夜間一括架設を行いましたので作業の模様をご紹介します。
本工事は高田機工(株)と特定建設工事共同企業体(JV)を組み2017年6月に受注した橋長393mの4径間連続鋼床版箱桁橋の製作・架設工事で、福岡高速第1号線の香椎浜ランプ付近と人工島「福岡アイランドシティ」を結ぶ、福岡都市高速道路6号線の一部となります。
福岡北九州高速道路公社殿(福岡都市高速道路6号線)https://www.fk-tosikou.or.jp/kigyo/6gou/gaiyou.shtml
工事現場は高架橋の下を市道香椎浜線が通り、福岡アイランドシティへの主要道路となっていることに加え、隣接地には大型商業施設もあることから交通量が多く、道路通行規制の時間短縮が不可欠でした。このため、大型キャリヤとトラッククレーンベント工法を組み合わせた6ブロック一括架設工法を採用しました。
8月3日の架設当日は22時に市道香椎浜線の通行止めが完了、その約15分後から1台目のクレーンが動き始め、まずはアイランドシティ側の3ブロックの橋桁を吊り上げ、ゆっくりと旋回しながら所定の位置に設置、22時30分からはベントを乗せた当社製キャリヤも動き始め、特長の斜行、横行を駆使して所定の位置に移動し、最初の橋桁を支えました。その後、2台目のクレーンで残り3ブロックの橋桁が吊られ、移動ベントと固定ベントの間に設置されました。この時、キャリヤは約150tの重さを支える役割を担いました。 この間、工事現場周辺では、地元の多くの方々が足を止めて、このダイナミックな架設をじっくりと見学されていました。 そして、日を跨いだ翌4日の4時頃まで約1500本のボルト締めを行い橋桁の連結作業が終了しました。 最後にキャリヤ及び2台のクレーンが退避し、当初の予定時刻通り午前5時30分に通行止めを解除、無事に夜間一括架設を終えました。
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